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アクティブな脳がくれたギフト――初フルマラソンへの挑戦で得たもの ( 菅原詩織さん 30代 )

「初フルマラソンは走りきれないかもしれない」と思っていました。 陸上経験ゼロからランニングを始めて1年半。初フルマラソンに挑戦する!と決めたのはよかったのです。 しかし、調整は難航。

練習中に腹痛や過呼吸をおこし、距離を伸ばすことができませんでした。 本番前にちゃんと1度は30km超を走るように言われたにもかかわらず、走れたのは20km程度です。 (まじめに練習はしていて、そのころは月に200~300kmを走っていました)

「フルマラソンはこの倍を走る。こんなことで大丈夫だろうか。完走できるだろうか」と不安でたまりませんでした。 本番3日前が小田先生のコンサートでした。 小田先生も初めての指揮。何か得るものがあるかもしれないと思い、会場に行きました。

第1部の音色にうっとりし、休憩をはさんで小田先生が指揮をなさる第2部がスタートしました。 はじまって数分、私は泣いていました。頭の中にははっきりと美しい富士が描かれていました。 美しい日本、美しい日本人の姿が脳裏に鮮明にどんどん描かれていきます。 桜が咲き、すがすがしい風が吹き、鮮やかな緑になり・・・そこで生きる私たちのいさぎよい先祖の姿が見えます。

曲が進むにつれ、いかに日本が美しく誇り高く潔く生きてきたかが心に染みてきて、自分が日本人であることに強く誇りをもちました。 私もこのような日本人になる! さっきまで傍から見ていた人々の輪の中にいる自分を感じました。

「どんなことになっても、這ってでも絶対にゴールする」そう決めました。 すばらしいコンサートが終わった後、小田先生にご挨拶をしました。 そのとき「今度初めてフルマラソンを走るんです。」と言った私に「絶対完走できるわ!100kmでもなんぼでもいける!」と激励してくださいました。 それを聞いて、心はもうゴール地点にいました。

コンサートの翌日、鹿児島へ飛び、「たねがしまロケットマラソン」に参加しました。 辛かったです。 コースはタフ、天候は雨、南から吹く向かい風が体を押し戻そうとします。 35km、コースの最難関を越えたあと、ペースが極端に落ちました。

「たねがしまロケットマラソン」は参加者が少ないため、前にも後ろにも人影がありません。 孤独です。それでも足を出しました。あと1歩あと1歩。 最後は目だけで走っていました。 絶対に走り抜く。 そして、ゴール。 ああ、終わった・・・。いろんな思いが交錯しました。

が、ここで終わってはいませんでした。 完走証を受け取ると、そこにまったく予想しない結果がありました。 「30代女子の部1位」 ・・・え??? うそー!!!! 見間違いかと思い、何度も確認しました。 タイムは平凡、とても優勝できるようなタイムではないのです。 それでもたしかに私は優勝していました。初フルマラソン初優勝です。 表彰され、賞状と盾をもらい、翌日の南日本新聞の片隅に名前が小さく掲載されました。 完走できるかどうかもあやしかったのですから、嬉しさはひとしおでした。

ラッキーです。ついてます。としか言いようがないのです。 ふと気づきました。これは「ギフト」なのだと。 アクティブな脳がくれたギフトなのだと。 先生、本当にありがとうございました!

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